2008年09月12日
パウロ・コエーリョ『ピエドラ川のほとりで私は泣いた』
読書, 00:16
あまり、コエーリョらしくなくって今一つ楽しめなかった一冊。内容はまるでコエーリョらしいんだ。でも、書き方、筋立ての仕方、構成の仕方、見せ方、そういう職業作家としてのパウロ・コエーリョの、ともすれば主題と比すれば過剰過ぎると言ってもいいサーヴィス精神が感じられず、何だか野暮ったく感じた。耄碌した印象だが、別に時系列で作品を見ているわけではない。
だが、
分裂した個人は、尊厳を持って人生に相対することはできないのだ。(p125)
こういう一言に出会えるというだけで、読むに値する作家だし、結局のところ、この本も、ほぼノンストップで読み切ってしまったのだ。今の俺がそういう贅沢な読書体験ができる数少ない作家であるパウロ・コエーリョ。大好きです。尊敬してます。
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