PLAYNOTE 地域活性化プラットフォーム事業(柏市)成果報告会

2008年03月02日

地域活性化プラットフォーム事業(柏市)成果報告会

[公演活動] 2008/03/02 01:52

CoTiKで助成金を頂戴した、千葉県主催の地域文化交流支援助成金「地域活性化プラットフォーム事業(柏市)」の助成採択団体による成果報告会に行って来た。

いつのまにか当然みたい・風みたいになっちまうのは、夫婦も友人も助成金も同じことなのです。

思い起こせば、昨年fringeのニュースで「柏市が芸術文化に金を出した!」と知ってえらいどぎつく驚いた自分がいた。そう、何だかプラットフォーム事業助成金というのも、最初は照れながら謙虚に「助成金頂きました」というスタンスであったが、いつの間にか違和感がすっかり消えていた。よく考えろ、考え直す、そうすっと、とんでもないことを柏市はやったのである。

「アートがつなぐまちづくり」という何とでも取れるスローガンのもと、一千万以上の金をあちこちにばら撒いた。撒き方に関しては、どの団体にいくら行ったかとかはわからないし(問い合わせれば教えてくれるのかな? 県主催の助成金なのだし)、すべての団体の活動をこの目で見たわけではないけれど、概ね妥当性のある配分であったと言えると思う。僕の目から見ていて、JOBANアートライン柏、ストリート・ブレイカーズ、東葛国際映画祭、エコ平板などは、いい大人が大真面目にアツく的確に地域振興をやっていて、実に勉強になるところであった。

一年目は、種を撒き水をやるという意味でなかなか評価できる試みであったろう。二年目のプラットフォーム事業に期待することは、やはり再三再四PT会議でも繰り返されていたが、「連携」ということなのだろうな。団体として単独でイベントをやるのではなく、他団体との連携、地域との連携を深めていくこと。それは、ボスが倒れたら潰れてしまうような帝王制の団体になってしまうことを防ぐだけでなく、様々な人々の目が注がれることで採択団体への監査・監督の意味も含有し得る。また、もともとこの助成金はアートを支援するものではない。ぶっちゃけて言えば、「アート使って街をよくする」ってことであって、アートとしてのクオリティは、無論重要な要素ではあるが二の次なのである。そういう意味で、連携・浸透というプロセスを踏めば、唯我論的アヴァンギャルドな「お芸術」が台頭してくることを防げるのではないか。

まぁ、回りくどく書くからややこしい文章になるんだよね。今年度の助成金分配は、かなり妥当性のある、選択眼と先見の明のあるものであったことに間違いはないが、中には「お芸術」過ぎて地域を繋ぐ役割を果たしていたとは言えない団体もあったということだ。どこがどうだったかなんてことは、か弱い羊である自分には言えませんが、運営委員会の人々はすっかりお見通しだろう。

ではCoTiKはどうだったのかという話になる。あまり身びいきを働かせずに、率直に、なるべく客観的に書こうと思う。

まず、第一のレベルとして、参加者同士の交流および文化的意識の啓発、地域への愛着心などは、これ以上ないと言えるほどの成果を挙げたと自信を持って言える。これほど年齢や生活圏を越えて多くの人が腹の底からの付き合いをやる、ということは、平成の世では稀である。一本の芝居を作るというのは、それくらいに大変なことなのだ(忘れてる奴は思い出すといい)

そして第二のレベルとして、観客および一般市民との交流に関しては、辛めに採点すれば60点というところだと思う。動員数は結構、よく頑張った、恥ずべきことない数字である。しかし、アウトリーチ活動としては実に月並みなことしか実行できていない。ウェブや新聞、地域誌などのメディアの活用、街頭でのチラシ配布やポスター掲示、参加者からの口コミなど、オーソドックスではあるが月並みである。もう一歩、地域社会へのコミットメントができたのではないか。柏ならではの告知ができたのではないか。そういう疑念は拭い去れない。公金を使わせて頂いている以上、そういう点ではシビアでありたい。

明日はCoTiKの内部反省会があるから、そこでより具体的に問題を洗い出して行こうと思う。

最後になりましたが、プラットフォーム事業(柏市)でお世話になった全ての方々へありがとうを言いたいです。「やれるぜ!」と大風呂敷を広げて実際にやってやった俺ですが、すげー心細いところをノウハウから心積もりまであれこれアドバイスをくれてありがとうございました。本当に感謝しています。