PLAYNOTE John死後27年

2007年12月09日

John死後27年

[音楽・ビートルズ] 2007/12/09 03:10

John Lennon死後27年で、今年はどうやらドキュメンタリー映画も公開されているようですね。DVDになったら観てやるから安心しろよ、ジョン。

冒頭に掲げた一枚は、ジョンのソロアルバムの中で恐らく自分が一番気に入っているであろう一枚。『ジョンの魂』か、『ロックン・ロール』『Acoustic』なんかもよく聴くけど。

このCDには『Grow Old with Me』が収録されているのがでかい。Amazonのレビューによると、

、本盤最大の目玉はミルク アンド ハニーにて発表された19をジョンの死後から18年後に、なんとジョージマーチンが現役最後の仕事としてプロデュース、アレンジを担当。シンプルすぎるデモテープに美しく感動的なストリングスをダビングし、ジョンが生前ヨーコにこの曲は結婚式で流れる曲にアレンジしたいと語った通りの最高な曲に仕上がっています。この曲のためだけにこのCDは買う価値が在ります。

ということらしい。確かに美しい曲で、なぜこれを『Free as a Bird』や『Real Love』なんかと一緒にビートルズ再結成時に再録しなかったんだろう? と疑問。

三曲目の『God』のアウトテイクも素晴らしい。リラックスしきったジョンの声に、リンゴのドラムが絡む。正式テイクよりこっちが好きだ。ボブ・ディランをおちょくった『Serve Yourself』の荒々しさも好きだ。これを聴いたらジョンのイメージがまるで変わるはず。何気に『Only You』が素晴らしい。夢見るように歌う歌声と、甘過ぎる歌詞がマッチしており聴くと幸せになったりやきもきしたり、感情が揺さぶられるぜ。『Real Love』のジョンバージョンも入っているし、『Woman is the Nigger of the World』や『God Save Oz』のような政治色の強いナンバーも入っており、ジョンの多面性が伝わってくるナイスアルバム。

こうして命日を迎えてみて、さらにどんどんジョンが偶像化していくことが悲しい。奴は完全な活動家であって、こんな風に時代のイコンとして扱われているのを見たら、ペッとツバ吐いてゴミ箱蹴るか、ゲラゲラ笑うかニヤニヤするか、とにかくいい気分ではないだろう。ジョンは平和のシンボルになんかなりたかったんではなくて、ファッキンくそったれな世界のケツを蹴り上げてやりたかったはずの男だ。

もう七年前くらいの日記に、ジョンが死んで二十余年経つが、まだ平和になっていない。責任とって生き返って歌え、ジョンこの野郎、みたいなことが書いてあったのを思い出す。『Imagine』は別に名曲でも何でもない。左翼連中がありがたがっているだけの話で、世界が一個も変わってないのだから、失敗作と言ってもいいだろう。

と言っていたらWonsaponatimeの『Imagine(Take 1)』が流れて来た。去年だか一昨年だかは、ある年末の悲しい日に、iPodから突然この曲が流れてきて思わず涙したのを覚えている。人と人がわかりあうことは決してなく、世界は永劫回帰であるとしたら、2000年後の左翼も20世紀にはガンジーとかジョンとかキング牧師とかすげー立派な人がいたらしいよ、とかぶつくさ言っているのだろうか。みっともないからやめて欲しい。さっさと殺せ。

誕生日より命日の方が感慨深いのは何故かしら。おそらく、誕生はアクチュアルな実感のないメタファーであり、逆に死こそ生々しい体温を持った形容であるからだろう。ある意味では90年代以降、つまり平成以降のジョン・レノンは、命日が誕生日であるとも言える。つまんねーな。お金欲しい。