PLAYNOTE ZAZEN BOYS『ZAZEN BOYS』

2007年07月25日

ZAZEN BOYS『ZAZEN BOYS』

[音楽・ビートルズ] 2007/07/25 07:14

今さら聴いた。だってTSUTAYAに置いてないんだもん。

高校生の頃、ナンバーガール登場の衝撃に脳天をかち割られた俺は、ナンバガ解散、ZAZEN結成という流れに激しい抵抗を感じていたのは事実。NUM-HEAVYMETALLICの出来は好きだった。が、どうしても安直に解散を受け入れ、「じゃあ次はZAZEN聴くか」みたいな気分になれなかったのは、それだけ自分にとってナンバガがサムライ的な何かであったということであり、ある意味では諸行無常を受け入れ切れぬ自分自身の青臭さの発露であったということだと思う。

いざ聴いてみたら、さすがに向井秀徳本人の色は強く出ており、ロックにおける日本語の用法を一度破壊してみせることで衝撃を生み出したナンバガにおける言葉の痛快さはバリバリ生きていた。素直に言って、面白い。NUM-HEAVYMETALLICで既にその傾向を見せていた、ヒップホップ的な句法はよりその色を強め、冷凍都市の酔いどれ吟遊詩人・向井秀徳の魅力を存分に発揮していると言える。

サウンド的にはやっぱりナンバガの轟音ロックの方が好きだなぁ、こういうペニャペニャした音は今一つ血肉を躍らせてくれる感じがしないなぁ、とは思うものの、BGMとして聴く分には意外とちょうどいい具合かも。ただ、ナンバガが見せていた行き場のない衝動、歌い方がわからんから叫んでしまえという切符のよさ、みたいなものではなく、シンガー、表現者としてある意味自分を理解した向井秀徳の洗練を感じる。以前BS2か何かでZAZENの曲をアコギ一本で歌っている向井秀徳を見たが、あれなんかは「孤独で寒々しくて苛々するから全て疑え、拒め、ぶち壊してしまえ」と言ったナンバガ・テイストではなく、その世界観の中に生きつつも、しっかりと呼吸し生きていくことを覚えたより大人な表現者という感じがした。無論、それでも彼の底にあるアンチでパンクな部分、叙情的でピュアな部分、どうしようもなく孤独で虚しい感覚は残っているのだが。

あれこれ書いたがいいアルバムだったので、IIおよびIIIも聴きたいなぁ。でもTSUTAYAに置いてないから…、うーむ、CDに3000円出すのはやはり躊躇われるよ。

追記

どうでもいいがWikipediaの向井秀徳のページにある記述に笑った。

また、向井本人とはあくまで別人というふれこみだが、向畑徳徳、向井徳次郎という変名で登場することも稀にある。…(中略)…徳次郎はグループ魂のライヴやCDに登場するキャラクターで、**『過去に手作りのピストルで豚小屋の従業員を射殺し懲役8年の実刑を食らった』**、**『出所後はオランダ人女性の肉を喰いまくった』**等の凄まじいプロフィールが添えられている。

手作りのピストルってどんなだよwww

コメント

投稿者:Fountain (2007年07月26日 01:20)

こんなのとか…>手作り拳銃
http://poo-mono.jugem.jp/?eid=363

投稿者:Kenichi Tani (2007年07月26日 20:53)

お前は何故拳銃のときばかりキラキラと出てくる(笑)。
と思ったが、リンク先の記事、ちょっと半端じゃないクオリティの神がいたもんだな。「アメリカ人にできるなら自分にもできる」って(笑)、ある意味凄まじい才能を持っていたんだな。