PLAYNOTE 今日Amazonで買った本

2007年07月25日

今日Amazonで買った本

[読書] 2007/07/25 05:54

よく「ブログ見てるんですが、たくさん本読みますね」と言われるが、実際にはブログに書いているものの数倍読んでいる。いちいちレビューを書く気がしないものや、飛ばし読みをしたものはブログの記事にはしないし、面白かったけどレビュー書くの忘れちゃってそのまんま、という本もかなりある。

最近、DCPOP次回作("Cesiumberry Jam"というタイトルになりました)の取材のためにある分野の本を乱読しているのだけれど、それがどいつもことごとく凹む内容なので、気晴らしにとあれこれ本を注文した。Amazonはこういう衝動買い気分のときにあっさり買い物できて便利ですね。クレジットカードは母親のものだからマネーの面でも問題ない
(※実際は、明細書が来た時点で払ってますよ、ちゃんと)

で、今日買った本とか、以前買ったけどまだ読めてない本とか。

ミラン・クンデラの最高傑作とか噂されてるそうじゃないですか。こういうのは是非先までとっといて、本当に人生に飽いたときに読むべき、と思っていたんだけれど、あのねちっこいようで切れ味のあるクンデラの文章がまた読みたくて、久々に歯応えがあってまだ手垢にまみれてない本が読みたくて、買ってしまった。楽しみです。

誰に薦められたのかちょっと思い出せない。あれ、itaさんだったかな? まぁ、オーウェルって実は一冊も読んだことないからちょうどいい。初めての作家を読むのはどきどきしてよい。かつ、誰かが激賞していると、もうそれだけで読む価値がある。自分の肌に合わなくても、なぜその人がそれほど賞賛しているのか、じゃあ自分と彼の感性の違いはどこにあるのか、など、あれこれ考えられるじゃん。

よく考えてみたら英語版持ってるだけで日本語訳持ってなかった。今度明治大学でオセローをやる若人たちを相手にワークショップやるので、当然持っていないと話にならない。悲劇なら福田恒存訳の方がいいと思っていたのだが、最近松岡訳の偉大さを肌で感じ始めた。こないだ『お気に召すまま』も買ってしまった。

某知人が「ジャケ買いした」と言っていたが、Amazonの画像だと帯で全然見えないですね。もう二ヶ月前くらいに購入したんだが、読む暇なくて積ん読状態。500ページ近くあるから、よっぽど手がすいている状態でないと読み始められない…。

最近シュメール文明が熱いんだよ。聖書の原型どころか、ヨーロッパ文明の源泉として最近ギリシャよりシュメルじゃね? みたいな話も出てるとか。全然自分の分野と関係ない本を読むのは楽しい。単純に娯楽で読める。シュメール文明についてまとまって書かれた本はこいつ一冊くらいなもんだそうで、読み始めるのが実に楽しみ。

こいつはまた今度ちゃんとレビュー書くけど、劇薬本です。最近読んだ本の中で一番面白かった。面白い、を通り越して、…まぁいいや、それはまた今度ちゃんと書こう。あと1/3くらい残ってるし(笑)。


以下、表紙画像がないもの。

1999年のゲーム・キッズ
俺と同世代の人なら必ず覚えているでしょう。あの雑誌の巻末に連載されてた小説の文庫版です。当時小学生くらいでずーっと「何でこんな怖い小説が載ってるんだ」と不思議がってたが、強烈なインパクトを俺に残した。これはもう読み終わった(すげーすぐ読み終わる)んだけど、一本一本の短編のキレが半端じゃない。全部が全部名作ってわけではないけれど、何作かは読み捨てられるにはもったいない気がする。トリックの利かせ方、期待のさせ方、その外し方がうまく、物語を考える上でパクれる…、いや、参考になるものもある。

虚航船団
こいつは今日買った。筒井康隆ですよ。筒井康隆は二冊くらい読んで放置していたんだが、こないだ『THE BEE』観て興味が再燃。こいつが一番テンパってるとのことで、買ってみた。あらすじだけ読んでもかなりキテる。文房具とイタチが戦争を起こす話らしい。うーん…。面白そうだ。

イノセントワールド
これも数ヶ月前に買ったが読めてない本。桜井亜美。意外と自分、女性でかつトンチキな作家とは相性が良いっぽいので、骨休めに買ってみたよ。設定っつーかあらすじが、九十年代っぽさを漂わせつつもちょっと小劇場っぽさを感じさせるのは気のせいかしらん。

* * * 以下雑文 * * *

ところで朝風呂を浴びながら、文学や文章が持っていた訴求力・影響力ってのは随分少なくなったよなぁ、とつくづく思う。ニュースは新聞よりTVで、企画書は文章よりパワーポイントで、宣伝だって映像か画像、文字だけで構成されたものは雑誌だろうと企画書だろうとウェブページだろうと嫌われる。残されたのは小説くらい。新書や専門書、教科書の類だって最近では図像が多い方が喜ばれる。

小説だって文字だけで留まってるとは限らない。挿絵だらけのライトノベル全盛の今、文字だけの小説にしがみついてるのは、もはやマゾっぽい感じすらする(「ハルヒ」なんか、芥川賞作品より売れてるだろ、今)。もちろんな、ノーマルよりアブノーマルの方が楽しいし気持ちいいもんだけどな。

そのうち小説も、すごい通人にしかわからない世界になっていくんじゃないかしら。一部の通人しか見向きもしない世界。例えば茶の湯、生け花、あと演劇みたいな(笑)。