PLAYNOTE 本読み会・イプセン『ヘッダ・ガーブレル』を読む

2007年05月28日

本読み会・イプセン『ヘッダ・ガーブレル』を読む

[演劇メモ] 2007/05/28 01:39
記録写真
ビールと岩波イプセン三冊

大野遙・松山立主催「本読み会」、イプセン『ヘッダ・ガーブレル』について。13:00~17:00@御茶ノ水カラオケ館にて。

大学がはしかで閉まり、本読み会行きつけの喫茶店「アミ」が休業日のため、急遽カラオケ館で開催。入ってみたらクリップライト的なものが五灯口×五組=二十五発の豪勢さで我々の顔めがけてシュートされていたので、全部電球緩めて消してやった。照明をカットして音楽も切ると、意外と居心地の良いカラオケ館。

さてイプセン。「はい、自然主義!」みたいな扱いを受ける作家((by松山立)だが、50年近くに渡る文筆生活の間で、ロマン主義的韻文劇→自然主義→象徴劇と、一人の作品史の中で近代劇運動を全部やったような人で、意外といろんな作品を書いている。

が。意外とみんなイプセンはお嫌いなようで。いや、俺もさほど好きではないんだけれど。大野さんが「つまんねーよ」と悪びれもせず言い放っていたのが面白かった。作品を精読していくと知的好奇心をそそられたり文筆家としてすごいなーと思ったりするところは散見されるのだが。

今日の発見は、

  • ヘッダ・ガーブレルの頃のイプセンは、もうそもそも自然主義とかやりたくなかったんじゃねーか。いろいろ展開や段取りがやっつけに見える部分があるが、それも後の象徴劇とかを読んでみると、「手を抜いた」というより「そういうとこにもう興味なかった」という風に読める
  • レェーヴボルグも相当みっともない奴

でした。どちらも大野遙氏由来であることは注目に値する。全集借りて読み漁ったそうだし、あとレェーヴボルグとヘッダの会話の謎解きをして見せたとこなんかは、俳優の本能なのか、直感的かつわかりやすい解釈で、思わず肯いてしまった。ちょっと悔しかった(笑)。

次で本読み会は20回の大台だそうです。第20回は、寺山修司。「その次はオニールをやろう」とか言ってたし、実に横断的で素晴らしいラインナップです。

コメント

投稿者:クロサワナホ (2007年05月28日 04:06)

面白そうですね。ゆっくり本読むなんて贅沢な時間いいなぁ。20回とは歴史が深い!参加自由なら行ってみたいです。でも文学初級者にはちょっと敷居高そう…

投稿者:Kenichi Tani (2007年05月28日 04:16)

あぁ、別にそんなことないですよー。
読んでみて思ったことその場でぽんぽん言うだけで。
女性参加者少ないから喜ぶんじゃないかな。
ちょっと主催者二人に問い合わせてみますね。