PLAYNOTE 今日から小屋入り@『ピンポン、のような』

2007年04月24日

今日から小屋入り@『ピンポン、のような』

[公演活動] 2007/04/24 06:04
わんわん

演助でついている現場『ピンポン、のような』が今日から小屋入り、明後日水曜日から本番を迎えます。人が集まり、卓球台が届き、気が付いたら小屋入りになっていました。

黒澤世莉の独特な演出術に興味を持ったのがきっかけでしたが、出ている役者さんたちがみんな大変大人で素敵な方たちばかりで、間違っても「うんこ」とか言わない(言えるように口の機構ができていない)のではないか、と思わせておいてあっさり言い放ってしまう、そんな軽やかさ。やばい、この文章は何一つ事実を伝えていない。そこにあるのは手触りだけだ。

「死守せよ、そして軽やかに手放せ」
ブルックおじさんの言葉だそうですが、そういう感じになっていくのかしら。だとしたら楽しみだ。

温泉旅館に人々がやってきて、筆が進まなくなった作家を中心にドタバタする話です。上述の「軽やかに手放せ」は演技論、精神論ですが、このお話でも「手放す」というのが一つのキータームになっています。最終的には、これは、身辺整理・気持ちの整理という名の、孤立を描いたお話なのかなぁと思います。

大変にぎやかに、かつバカバカしくやっているので、どなたでも気軽に観れると思います。「演劇を映画と同じくらい身近にしたい」という願いから、「シネマプライスシアター」として1800円で観れる値段設定。お暇な方は是非どうぞこの週末王子まで足をお運び下さいませ。

世莉さんはスタニスラフスキーとサンフォード・マイズナーを実地に学んだ稀有な演出家で、演劇学オタクな自分と大真面目に俳優論を語れる願ってもない話相手です。演劇創作の過程において俳優を何より大事にするスタイルは、実に徹底された意思を感じて興味深いのです。今回の公演でも、ストレートに・シンプルに俳優の演技を見せていて、そこが見所です。

あー、今から仕込みなわけですが、そりゃあ、だるいよね。朝八時入りですよ。どんな現場だ(笑)。でも行きたい、行かねばならぬ、と思わせてくれる、いい現場に巡り合ったなぁと思います。稽古のためのエクササイズや演出を結構な量学ばせてもらったけれど、今日からは本番中の立ち居振舞いを見れるよいチャンス。ばりばり働きながら、横目でちらちら盗み見します。

写真は王子で目撃した犬。危険過ぎる。愛らし過ぎて息の根を止められちまいそうだ。

情報: 時間堂2007計画ブログ - livedoor Blog(ブログ)