PLAYNOTE 五反田団『いやむしろ忘れて草』

2007年03月25日

五反田団『いやむしろ忘れて草』

[演劇レビュー] 2007/03/25 01:56

実は五反田団初見。これから全部観ます。去年やった『さようなら僕の小さな純情と名声』だっけ? そんな感じの奴とか、もうあちこちのレビュー読んでるだけでぞくぞく来てしまい、かつ、制作的にも徹底的なチープ路線でいろいろ小劇場界は真似できるとこあると思うし、とにかく気になるのでこれから全部観ようと思ってます。

そんなわけで実は初見の五反田団。過去の作品の再演でした。

…と、興奮して観に行った割に、今一つぐっと来ず。単にもっと破天荒なものが観たかった、その肩透かし、ってことではなくて、いろいろ噛み合ってなかった感が。俺が観た回だけだったのかな。

隣の席の人が本当に箸が転がっただけで大笑い、みたいなテンションで、うるさくて集中できず。静かなシーンになると、今度はこちらの間が持たず、二回か三回寝た。もっとドライな作風を想像していたんだけど、随分ウェットな、悪く言えばじとじとした芝居だった気がする。

言葉のチョイスや役者の身体の在り方なんかは、瞬間瞬間を切り取ってみるととても面白いものがあって、チェルフィッチュとも本家青年団とも違う形で現代人の身体や言語を描いている気がした。俺はこれくらいが一番好き。センスのよさはびりびり伝わって来たので、前述の妙にじっとりした話の見せ方がなければ…。

と言いつつ次も必ず観に行こうと思う。退屈した瞬間はあったけど、面白くなかったわけではなくて、刺激的な退屈もあったりした、そんな珍しい観劇体験でした。