PLAYNOTE 週間マガジン・ワンダーランドに原稿が掲載されました

2007年01月15日

週間マガジン・ワンダーランドに原稿が掲載されました

[公演活動] 2007/01/15 00:55

毎週演劇批評を掲載して発行している週間マガジン・ワンダーランドに原稿が掲載されました。

週間マガジン・ワンダーランドは北嶋孝氏が毎週発行している演劇批評マガジン。小劇場を中心に、現在進行形の「演劇のいま」を伝える、かなり骨太なウェブマガジンです。

執筆者プロフィールを見ればわかる通り、執筆陣に演劇評論家の方や大学教授が名を連ねていて、掲載されている劇評も「見てきたよ~☆ 感想!!」みたいな感じではなく、きっちり「批評」「評論」をやってるなぁという印象。以前から度々PLAYNOTEを紹介して頂いてたんですが、編集長の北嶋さんからじきじきに書いてみない?とお誘いを受け、ホイホイ書いてきました。

嬉しい。

私見ながら。ウェブ上の演劇感想・レビューはブログの普及という追い風を受けてぐんぐん広がっているけれど、同時に「批評」って分野がしっかりフォローされないといけないと思うんですね。こういうこと書くと、「評論家の書く文章がそんなに偉いの!?」と思う人もいるかもだけど、偉いとか偉くないじゃなしに、「面白かった」「よかった」ではなく、「研究」「考察」「分析」つまり「批評」を扱う人たちがないと、片手落ちになってしまう。バランスの問題。イチ観客としての評価がオンラインであれこれたくさん見れるようになったのはもちろんいいことだと思うけど、そればかり勢いを増していくと、単純に見やすい作品、キャッチーな作品ばかりが祭り上げられてしまう。それは衆愚に近い、貧しい世界じゃないかしら。

以前演劇学の教授(まだ割と若い方)と話したことだけど、プロフェッショナルに研究して文章を書いている人はまだネットに抵抗があるみたい。でも個人的には、イチ観客の感想は充分ネットで読めるようになったから、見識のある人の文章が読みたい。バランス、バランス。芸術と批評について、なんてちゃんと書こうとしたらそれこそ一本の論文になっちゃうだろうからこれ以上触れないけれど、日本はただでさえ劇評文化が貧弱なのだから、ネット界隈だけでも勢いを得て欲しいところ。

ワンダーランドに掲載されている文章は、きちんと練り上げられていたり、とても個性的だったり、「面白かった~☆」で終わらない骨太さがある。ぶっちゃけ長いし、読みづらいと思う人も多いと思うけど、最初は登録してみて自分の気になった公演だけチェックするってだけでもいいから是非読んでみて欲しい。応援したい。

今回自分は平田オリザについて書いたけれど、また機会を見つけて寄稿させて頂こうと思っています。こういう場所に文章を寄せるのはいい文章修行になるし、ワンダーランドのサイト趣旨には大変共感するところがあるので、是非末永く続いて欲しい。

コメント

投稿者:ゆらら (2007年01月15日 14:40)

掲載おめでとうございます♪
ブログでもそうですが、非常にしっかりとした文章を
書きますよね、谷さんって。
文章訓練のコツ……って、なんでしょうか??
わしも、論理的な文章を書けるようになりたいです……。

投稿者:Kenichi Tani (2007年01月16日 01:43)

文章において一番大事なのは、表現と表出の違いを理解することではないでしょうか。
自分が書いている文章が、読者にどういう印象を与えるか、徹底的に悩み抜く。
そういうことの積み重ねが、文章力になるのだと思いますよ。

投稿者:ゆらら (2007年01月17日 05:49)

アドバイスありがとうございます。
表現と表出の違い……このことで、冗談抜きで12時間以上
悩んでしまいました。
今は、なんとなく理解。
普段、無意識にやっていることを、意識的にやれば、
わしの文章力もちっとはマシになるかもしれません。
可能性が見えてきた……!!