2006年10月24日
猫道一家vol.8、終了
制作チーフで、というか、一人で制作やっていた猫道一家Vol.8『ナ〃ノャス彡語辞典』(大人の事情によりギャル文字で表記しています)が無事終了。制作ヴァージンだった自分が、ここで制作の破瓜を迎えることで、一回り大きくなれたような気がする。
公演は楽ソワに拝見したが、自分が目にした猫道一家の近作の中では抜群にいい作品であった。
制作について
大変なお仕事でした。あなどっていたわけでは決してないのだが、ここまで地味でコツコツした仕事だとは。内職針仕事の地道さと、営業外回りの外面の良さと、ファーストフードの0円スマイルと、全部足して割ったような仕事だった。
が、今まで照明からフライヤーデザインまであれこれスタッフワークスをやってきたが、制作だけはメインで一本やったことがなかったので、新しい視点が得られたよ。おかげで最近「愉快な奴め」という意識ばかり先行していたフジコの偉大さがよくわかった。制作者は聖母さまだ。
反省もあり、収穫もあり、本当に引き受けてよかった。いろいろDCPOPにフィードバックしていきたい。
公演について
猫道的公演を観るのはこれでわずか三本目だけれど、前二作に比べて遥かによかった。今までは文字通り「カオス」であった猫道芝居が、ある一方向への志向性を持ちつついい意味で「カオス」をキープしており、鬼に金棒の感。独自のドライブ感を持った朗々たる独白と、役者の持ち味をそのまま活け作りで出したようなパワープレイの気持ちよさが組み合わさって、幻想的で扇情的な空気感であった。
役者がとてもよかった。
- まず福原冠。たっぷり間をとってもタルくなく、ドンと出てバッと咆哮し雄叫ぶ力強さと、センチメンタルや苦痛に歪む心をしっかり表現できる繊細さとが同居しており、驚いた。足の怪我をまったく感じさせなかった役者魂にも敬服。
- 吉田ミサイル氏はもう段違いに良いので何も書かない。
- 危村武士氏はブチ切れる段になって今まで観たことのない迫真の暴力性を発揮しており、大いに驚く。つか芝居が好きだったというのを、今回を見て初めて理解した。いつもの猫道一家的な使い方ではなく、静かで渋い芝居を観てみたいなぁと思った。
- 岩藤一成は今年のベスト演技だったのではないだろうか。演技もギャグも。普通に声も通っていたし、哀愁があり不気味ないい芝居をしておった。
- 次回DCPOP出演のハマカワフミエは、相変わらず目にこもる集中力・突貫力の凄さには魅入ったが、弱点もいくつか露呈。成長に期待。
全員分書くわけにはいかないので、この辺で。
猫道さんとも随分親しくなっていろんな話をしたが、今回改めて先が大変楽しみになった。次回作が楽しみである。谷賢一は猫道一家を応援しています。
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投稿者:masakic (2006年10月25日 01:17)
ホントお疲れさま。
冠の8針縫ったとは思えない熱い演技には、圧巻だった。
俺に決定権は全く無いけど、谷くんが猫道一家後援会に
名前連ねてくれるとかなり心強い。
今後とも宜しゅう!
投稿者:Kenichi Tani (2006年10月25日 02:27)
後援会って実在するんだ(笑)。みどうさんが一人で会長やってる一人だけの組織かと思ってた。
登録するかどうかは別にして、すでに応援してますよ。
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