PLAYNOTE V.A.『10ミニッツ・オールダー』

2006年09月15日

V.A.『10ミニッツ・オールダー』

[映画・美術など] 2006/09/15 10:08

今とある仕事を頼まれていて、その勉強のために観た。「面白くないよ」と言って貸してくれたのがよかった。「すっげーいい、最高」と言って貸されたら戸惑っていたろうな。

内容(「DVD NAVIGATOR」データベースより)

映画史に輝く巨匠監督たちが10分間という定められた時間の中で競作した短編集。『~RED』『~GREEN』の両作品を収録し、アキ・カウリスマキやベルナルド・ベルトルッチといった錚々たる顔ぶれの並ぶ15人の巨匠たちによる全15編の映像世界が展開する。

「人生のメビウス」

ジム・ジャームッシュの名前があったので、とりあえずこっちから見た。

アキ・カウリスマキ『結婚は10分で決める』
必死に物語を読む糸口を探したが、結局最後まで何もわからなかった。それでいい映画なんだろうけど、何だか物足りない。
ビクトル・エリセ『ライフライン』
写真集をめくっていたような印象で、とても気持ちのいい時間ではあったが、ここまで絶賛される理由はよくわからない。(関係ないけど、この映画をけなすと「お前は映画がわかってない」と言われそうな雰囲気があって怖い。)
ヴェルナー・ヘルツォーク『失われた一万年』
ドキュメンタリーとしては面白い。が、映画と言うには色々足りない気がする。
ジム・ジャームッシュ『女優のブレイクタイム』
10分という時間の流れをありのまま提示していて、その時間を味わうのがとても心地よかった。
ヴィム・ヴェンダース『トローナからの12マイル』
物語としてきっちり成立していた分、一番見やすく、そして面白かった。幻視の光景はもっとサイケであって欲しかったし、幻聴や時間感覚の狂いっぷりなんかも盛り込めていたら…。楽しめた分、欲が出てしまう。
スパイク・リー『ゴアVSブッシュ』
スピード感溢れるドキュメンタリー。が、やはり、映画と言うには色々足りない気がする。知的好奇心をそそられた。
チェン・カイコー『夢幻百花』
演劇的な作品だなぁ。現代のおとぎ話。面白かったな。

自分は短編小説がとても好きなので、物語がしっかりしていて、かつエッジの鋭いものが特に好き、という結果。

「イデアの森」

ちゃんと感想書こうと思っていたんだが、たいしたこと書けないのでやめた。The sound you make is muzak to my ears.

ゴダールを観てる最中、もう解釈とか理解とかいーや、この気持ちのいい映像の中を泳ごう、とシフトチェンジした瞬間、とても気持ち良くなった。そういうつもりで最初から観ればよかったな。特にこっち、『イデアの森』は。

コメント

投稿者:たかだしょういち (2006年09月21日 00:47)

自分としては、この映画、鼻血のついでに耳血が出るような豪華なラインナップなんですが・・・映画館で見てたら目がもお、潤んで潤んで仕方なかったです。だって、それぞれの監督が、それぞれその人らしい映画を撮ってるんだもの。まあ、映画好きのたわ言として聞き流してください。一緒に連れてきた人は半分ぐらい寝てたし。

投稿者:Kenichi Tani (2006年09月21日 04:31)

うーん、自分はそこまで映画に入れ込んで生きていないので、そういう楽しみはなかったなぁ。すごいねぇ、そんなに映画詳しいんだ。俺もちゃんと観なきゃなー、と思いつつも、どうも開眼できない。