PLAYNOTE 主宰するということ

2006年01月16日

主宰するということ

[公演活動] 2006/01/16 01:00

今となってはぼやきでしかないように見えるが、こういう当時の心境を記録しておくことがブログの本懐であると思うので、残しておく。

最近仕事が多過ぎて泣きたくなる。アイディアを集め取材をし、台本を書く。稽古の仕方を考える。キャスト・スタッフへの参加交渉。顔合わせのセッティング。戦略・展開を考えて公演計画を練り、作品の内容や公演規模、予算を鑑みて劇場を選び、契約の電話やプレゼン、値切り交渉。企画書も書くし資料も集める。金勘定と金集め。エトセトラエトセトラ。

最近ちょっと大変だが、これって要するにちゃんとした制作者がいないからなんだよなぁ。だって「キャスト・スタッフの参加交渉」から先は全部ふつう制作の人がする仕事だものね(もちろん二人三脚でやることだけど)。制作者の重要さは本当に日々身にしみる。誰か俺を叱ってくれ。

正直、芝居の内容の方に意識を集中させたいんだが、いないもんは仕方ない。DCPOP三月公演では専任の制作の子がついてくれたけど経験が浅いそうだから丸投げにもできないし、以前どっかの会社の社長が「部下の質や数を言い訳にする奴は三流だ。ヘッドの実力に応じて人は集まる」と言っていたのを思い出す。部下という言葉は演劇の現場には当てはまらないけど、クルーと考えればそのまま翻訳できる。「制作いねー」とか「舞台監督いねー」とかも含めて、全部俺の今の実力なんだ。

さらにもう一つ思い出す。ある演出家が「演出家の仕事とは何か?」という問いに対してこう答えていた。「役者・スタッフを含めたクルー全員に、夢を見せることだ」。ヒョーウ、カッコいい!ちっとも具体的じゃないが、主宰するということは突き詰めればそういうことなんだろうと思う。