2006年01月04日
ロジェ・ブランション監督『ロートレック~葡萄酒色の人生~』
こないだ六本木にまで行って借りてきた奴。次回作の登場人物であるユトリロと同時代の画家・ロートレックのお話で、ユトリロの母・シュザンヌ・ヴァラドンとの恋も描かれるってんで観た。
ロートレックの出生から死までを描いており、非常に散漫。どこが力点・焦点なんだかわからない脚本。映画業界の仕組み上恋愛を取り上げないわけにいかないんだとしても、ヴァラドンとの関係に絞って書けばよかったのに…。
ヴァラドンの性格や二人の間に起きた出来事に随分とあり得ない脚色がついているのはまぁフィクションとしてしょうがないにしても、ヴァラドンに思い入れのある人間から見ると「そんなこと言わねー/しねーよ!」ってのが多くてちょっと嫌だった。宗教と聖職者を毛嫌いしていたヴァラドンの最後の捨て台詞が「神のご加護がありますように」ってのは、さすがに。多分、自由に生きる現代女性として好意的に再解釈されてしまったのだろうけど。
とは言え風俗描写はすごく参考になった。衣装や立ち居振る舞い、当時のキャバレーやカフェ、モンマルトルの娼館やレズビアンのクラブの様子なんかは、百聞は一見に如かず。それに映画も全体としてはちょっとしまらなかったけど、要所要所で割といいセリフや演出があった。
参考: 映画瓦版『ロートレック~葡萄酒色の人生~』 不満を完全に代弁してくれている。
映画としてはこの間やはり芝居の参考用に観た『モンパルナスの灯』の方が断然よかった。
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- 葡萄酒色の人生/ロートレック (『文学な?ブログ』)
ロートレックというと、ムーラン・ルージュの華やかなイメージがありましたが、この映画で身体障害というコンプレックスを抱えていたことを知りました。日本画にも精...(2006年05月31日 00:57)




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