2005年12月11日
マメシバ+い『ケサまで坊主~キッスすキッスえキッス?~』
明治の劇団・活劇工房のユニット公演。友人で騒動舎同期の向山佳綱が出ていたので観に行った。明治大学和泉校舎・第二学生会館地下アトリエにて。
客入れでずーっと『Let it be ~ Naked』が流れていたのは何だったんだろう? 順番もCD収録順通りだったから、CDかけっぱだろうな。最後の『Let it be』が流れる前に芝居始まっちゃったからちょっと残念でした。
芝居の方は、飛ぶわ跳ねるわ走り回るわ、一糸乱さぬアンサンブルでスピード感のある立ち上がり。言葉遊びや韻律・調子を強調した台詞は聞き応えがあり鮮烈。シーンの移り変わりもスピーディーで、見立てやマイム、早替えを多用した空間演出はレベル高いなと思った。明治ちゃんねるの演劇スレで指摘されている通り、野田秀樹っぽいと言ってしまえばそれまでなんだけど、なかなかどうしてここまで統制のとれた演出は簡単には実現できない。役者の台詞回しや体の使い方もコブシが効いててよかった。作・演出の九鬼さんはかなりの実力者じゃないだろうか。
が、途中から飽きてしまった。二時間半は長過ぎる。レトリックに溢れた台詞は時々追い切れなくて&ポエジーが理解できなくてストーリーへの関心が薄れてしまった。構成的にも最初の勢い以上に客を引き込むような展開がなかったのは残念。
ちょっと台詞的にも動き的にもテンション的にも80年代の野田秀樹っぽさが目立っていて古臭く感じたが、疲れを知らぬ役者の立ち回りと演劇的な空間演出にはかなり面白い可能性を持っているなと感じた。脚本の求心力が増して、尺があと一時間(桟敷席は90分超えたら苦痛)縮まれば一気に化ける可能性はあると思う。
向山くんは相変わらず肩の力の抜けた演技でギャグを連発していた。身内びいきはナシで、と思って笑いをこらえていたけど、思わず何度か吹き出してしまった。面白かった。
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