PLAYNOTE 森美術館『フィリップス・コレクション展』

2005年07月11日

森美術館『フィリップス・コレクション展』

[映画・美術など] 2005/07/11 00:33
ピエール・ボナール『棕櫚の木』

「アートの教科書」という副題の通り、マネからルノワール・ピカソまで幅広く(ただし浅く)展示。意外と空いてた上に併催の古代と今の中国美術の展覧も結構内容がグーで楽しめた。

パリやロンドンで質も量も見てしまったのでちょっと食い足りない感じはあったけど、何人か初見の画家さんがいて収穫。

ピエール・ボナール『棕櫚の木』(右)が抜群によかった。最も強く浮世絵の影響を受けた西洋画家の一人だそうで、構図や画法にそれが見られるそうだけど、理屈じゃなしに色彩と少女の佇まいにヤラレタ。こういう“ネクラが描いた/書いた躁”みたいな表現って大好き。

他にはシャヴァンヌの『ギリシアの植民地、マッシリア』の習作っぷりがよかった。消しかけだか描きかけだかの人影が地の色に埋もれてたりして、明かに制作途中(というかそもそも習作なんだけど)なんだけど、それが逆に画面に妙な混乱を与えていてよかったな。ルドン『神秘』やマティス『エジプトのカーテンがある室内』もよかった。

自分の趣味、絵の趣味まで何か暗いんだな、と知ってちょっと落ち込んだのも事実。

コメント

投稿者:terasaki (2005年07月11日 01:09)

私はこのフィリップス・コレクション展のDVDを持ってます。
妹が買って来たものです。
来週の火曜日に森美術館見に行く予定です。
DVDで作品について勉強してから行こうと考えています。

ピエール・ボナール『棕櫚の木』
谷君がヤラレテシマッタという、この作品に出会えることを楽しみにしています。
絵というものは、人によって感じ方が全く違うので、映画や舞台よりも他者と共有するには面白い芸術ですね。

谷君は<ピカソ展-躰[からだ]とエロス>を見に行きましたか?
もう半年くらい前にあっていたものですが・・・。
私はこの展覧会場に行って、初めて絵を見て緊張しました。
あまりの緊張にトイレに駆け込んだくらいです。(これ本当)

投稿者:Kenichi Tani (2005年07月11日 15:10)

美術展行っても俺はポストカードか目録くらいしか買わないんだけど、今はDVDがあるんだ(笑)。

>絵というものは、人によって感じ方が全く違うので、
一緒に観に行った人はボナールやシャヴァンヌを完全にスルーしており、俺はその子の気に入った作品を完全にスルー。趣味が全然違うねって話になりました。

ピカソ展の頃はまだ帰国してなかったんじゃないかな?

投稿者:メジロ飼い (2005年11月09日 15:42)

森美術館のある森タワーについての記事をTBさせて頂きます。アート関係の記事です。よろしくお願いします。