PLAYNOTE 春日武彦『17歳という病』

2005年07月09日

春日武彦『17歳という病』

[読書] 2005/07/09 04:44

レポートのために嫌々借りた三冊のうちの一つ、だが面白かった。もう名前の通りの若者論かと思ったら、全然書いてない。筆者の若い頃の内面分析やらエピソード紹介やらで、優れたエッセイだけど全然タイトルと違うし「この本には若者を理解するためのヒントなんかないよ」みたいに開き直っててすげー笑える(笑)

後半に進むにつれてもう発行物とは思えないような私憤を羅列しており超面白い。歯切れがいいと罵声も聞いてて気持ちいいもんだ。

この人はすごくいい年のとり方をしているなと思う。若者特有の潔癖感に端を発する大人への嫌悪感、それを失わないまま社会でうまくバランスをとって生きている。恥知らずな修正主義で敗北主義の大人にならず、かといって青臭くてハタ迷惑な若者のままでもなく。俺も随分ピーターパン症候群なところがあるので、見習いたいもんだと思った。

えー、電車と風呂で読んだだけで全く真面目に読んでないので、どういう本か知りたい人はこちらでもどうぞ。

どうでもいい追記: 春日武彦という人、いい文章を書くもんだな、随分文学にも明るいようだし、はてどこかで…と思いながら読み終えて、やっと気がついた。前に一冊読んでいた!

確か高校生の頃に下北沢のビレッジ・バンガードで買ったような記憶がある。狂気と創作、その関係を論じた手軽な一冊。随分面白かった覚えがある。春日武彦、いい作家さんだから覚えとこう。