PLAYNOTE メル・ギブソン主演・監督『ブレイブハート』

2005年06月24日

メル・ギブソン主演・監督『ブレイブハート』

[映画・美術など] 2005/06/24 02:33

マクベスやるなら是非観ろ、と勧められて鑑賞。ただでさえ三時間ある大作、日本語字幕ナシでいちいち巻き戻しながら観た(途中でギブして英語字幕つけたけど)上に、参考資料になりそうなシーンをキャプチャーしたりしてたので、五時間弱くらいかかって観た。

こういう熱苦しい男の戦いモノは基本的に好きなので、始終前のめりで観れた。戦争シーンの情け容赦ない描写、大衆向け映画としてはやり過ぎの感がないではないけど、映像はやはり言葉よりビビッドに物事を語る。スコットランドのシビアな戦況をよく伝え、緊迫感も演出。ひたすらに信念のため祖国のため戦うヒゲ面のオヤジ達には危うく涙腺を刺激されるとこだった。

欲を言えば、単に身近な人を守るために戦い始めたウィリアム・ウォレスがいつの間にか指導者的存在に担ぎ上げられて、スコットランド全土を巻き込む戦争になっていく…という過程をもっと丹念に描いてくれたら。味方の死体の山を見て胸を痛めたことや、傷や疲労や芳しくない戦局に心を挫かれそうになったこともあったろうに。ほとんど鉄人になってしまっている(それが狙いなら文句はないけど)

なのでむしろ、ウォレスより周囲の人に惹かれたな。幼馴染みにして戦友のハーミッシュ?の男泣きや、ブルースの揺れる想い(俳優の目が良過ぎた)、イギリスのへっぽこ王子と老いてなお健在のエドワード一世の関係性。スーパーマン化しているウォレスよりも、彼らの中にこそドラマを感じたな。よかった。

あとやはり余計なのが恋愛。最初のミュロンとの恋はまぁ見逃すとしても(それでもストーリー全体を貫くテーマとしては描き方が弱かった気が)、イギリス王女との余計なエピソード。こういうのを台本に入れないとプロデューサーやスポンサーからOKが下りないんだろうけど、全く夾雑物でしかない。残念。

あと、ずーっと気になってたのが「自由のための戦い」というお題目。13世紀の昔に自由って概念がどれだけ民衆に浸透してたんだろ? もちろん「圧政・暴虐からの開放」という視座はあったろうけど、「自由でなければ生きている価値はない」レベルまで行っちゃうとすごく近代的な感じが。そもそも当時のスコットランドに freedom に相当する単語があったのかな? 誰か詳しい人、教えて下さい。

ケチばっかつけてるけど、基本的に楽しんで観れた。芝居の参考にもなりました。

コメント

投稿者:おか (2005年06月28日 01:07)

この映画さ自分の周りの男友達2人がベスト映画第一位にあげてるんだよね。薦められて私も確か大学2年の時にみたよ
男の子には特になにか感じるものがある映画だと思うだよね。

投稿者:Kenichi Tani (2005年06月28日 02:27)

おー、これがベストって人もいるのか。俺は一年経ったら観たことすら忘れてそうだけど(笑)、確かに男のロマンをくすぐるところはあるな。ジャンプ的と言ったら殴られるだろうか。

投稿者:おか (2005年06月29日 22:32)

ちなみに私はイマイチだったです…それをいったら男のロマンがわかってないといわれたよw