PLAYNOTE 草下シンヤ『裏のハローワーク』

2005年04月12日

草下シンヤ『裏のハローワーク』

[読書] 2005/04/12 09:12

「オイシイけど危険・裏がある」ような仕事を実際のインタビューを中心にして紹介した本。投薬実験やマグロ漁船などはもちろんのこと、プロ雀士や総会屋、臓器ブローカーなんてのも紹介されている。

「なんかいいバイトないかな?」って言ってたら紹介されたんだけど、さすがにこれはできねーよ。

読み物としてすごく面白かった。このライターさんはいい文章書くと思う。電車の中とかで気軽に読めるから大変おすすめ。

個人的には出版ブローカーや夜逃げ屋が面白かったな。世に出てる宗教本の裏にはそーゆーのがあったのか、とか、逃がすだけじゃなく全く別人の戸籍まで用意してやる夜逃げ屋の職人魂に驚いたり。

そう、基本的にどの職業も職人の世界。「世の中に偽造できないものはない」と言い切る偽造クリエーターや、「露天栽培は質が下がる」と言って室内にこだわるマリファナ栽培士、徹底してスマートな持ち込み方を追求するヤクの運び屋。誰に頼るでもなく自分で道を切り開いてきた人々だけに、その信念はカッコいい。

印象的な言葉。
「必要とするやつがいるから、俺たちがいるんだ」 … 多くの人が述べたそうだ
「自分が救っている命もある」 … インド人から20万で買い取った臓器を3000万で売り捌く臓器ブローカーの言葉

ネットのアングラサイトとか回ればこれくらいの情報は転がってる気もするけど、むしろこれは真っ当に生きてる人に読んでもらいたいな。社会はこうやって回ってるんだ、ってことがわかると思う。

Amazon.co.jp: 本: 裏のハローワーク

追記

続編とも言える「交渉・実践編」がリリース! 表の世界で生きる僕らにとってもヒントになるような裏の世界の交渉術を紹介。ヤクザや詐欺師の手口や考え方だけど、ちょっと視点を変えればそのままビジネスや営業にも活用できそうな。

これはやられちゃうな…と少しぞっとする内容もありました。書店ではあんまり見かけませんが面白いです。

Amazon.co.jp: 本: 裏のハローワーク―交渉・実践編

コメント

投稿者:高森 敬 (2007年05月09日 14:39)

腎臓買ってくれませんか?
日本人の女性で裕福な方。