PLAYNOTE コメディ・フランセーズ『Platonov』『Les Bacchantes』

2005年04月06日

コメディ・フランセーズ『Platonov』『Les Bacchantes』

[演劇レビュー] 2005/04/06 04:30

1680年以来の伝統を誇るフランス唯一の国立劇場/劇団、コメディ・フランセーズの芝居を二本パリで観た。以下俺用メモ。

「来たからには観とかなきゃ」と思って行ったはいいけど超豪奢な作り。入り口にはスーツにブラックタイの係員が六人くらい立っていて、とてもジーパン+ぼろコートの俺が入れる雰囲気ではない。

が、話し掛けてみたらすっげー気さくな人ばかりで、
「服? ノープロブレムノープロブレム! 学生さんなら当日券もあるし、気にしないで!」
と、もちゃくちゃ親切。おかげでわずか5ユーロ(650円くらい)とかで観れたし、パリのオススメスポットまで教えてもらってしまった。

二本観た。当然ながらすべてフランス語上演。

Platonov

チェーホフが始めて書いた戯曲で、日本では『父なし子』と訳されてるようだ。上演時間4時間弱の大作。

読んだことなかったので筋はさっぱりわからなかったが、舞台美術が秀逸! 半透明の緑色をした梢が幾重にも重なり合って、うららかな午後といった感じ。ころころ場面は切り替わったが、その度にかなり手の込んだセット(決して写実的ではなく、半ば象徴主義的な印象を受けた)を建て込みなおしていて感心した。

演技では、ユニークな俳優らがユーモラスな演技を披露していてフランス語わからなくても楽しめた。いい役者いるなー。

Les Bacchantes

エウリピデス『バッコスの信女』。ものすごくアクの強い脚色が施されていた。飽きることはなかったが、声と肉体、この二つを差し置いて、セットや衣装、照明などビジュアル的なインパクトに頼りすぎていた感も。

舞台装置も異色。素舞台の上にクーピーの箱を引っくり返したような明るい色の四角柱が無数に立ち並び、その間を信女たちがゆっくりと歩む。途中で四角柱はすべて引き倒され、山を作り、その上で会話が成されたり。面白いアイディアだなーと思った。

ごめん、もう随分前のことだから、どうしても正確に書けない。