2005年03月12日
デースケドガー 上位20サイトに聞くSEO対策
第 2 回 SEO コンテスト (新潟・スマトラ頑張れ!!) … も残すところあと一ヶ月。うちもデジカメ欲しさに、いやもう iPod Shuffle で万々歳、ノニジュースも喜んで飲むよ、って感じで物欲に引っ張られまくってデースケドガーエントリーで頑張ってるんだけど、なかなか10番代に入れず。結局のところ何が勝利の鍵なのか?
だったら上位サイトに聞いてみよう! ということで、デースケドガー サイトランキングさん調べ・3/7付けの上位20サイトの皆様に、メールかコメントで質問してみました。デースケドガー上位サイトから学ぶ、SEO対策。
ではガンガン紹介していきます。
(「三行程度で」と控えめに頼んだんですが、皆さん積極的に答えて下さり、こちらで削除してしまうのももったいないので基本的に全文掲載しました。)
デースケドガーWeb Studio Cielで一位に、デースケドガーで六位に食い込んだ Ciel さんのコメント。控えめなコメントですが、レントラの優秀さを強調なさっています。
私の場合2つのサイトでエントリーしておりますが、両サイトとも見ての通り特別な事は行っていません、というかSEO自体よく解っていません。レントラさんでトラックバックを使わせて頂き、自動トラックバックツールを使うことも無く、目視でお相手の記事を確認しながら、重複に気をつけトラックバックさせて頂いております。
HTMLも所謂見出しタグや段落タグを使いスタイルシートを使ったごく平凡なモノです。 http://ciel.main.jp/ のほうは各ページもマークアップがおかしいし中身のページにもう少し手をかけたいのですが、時間もないし手間かかる割にSEO的に大して効果もないと思うので放置状態です。
ですので私の場合は現在の所、なぜか上位に居ますがレントラさんが優秀だと言うことなんでしょうね。最近下降傾向です。順位上げるの大変ですが落ちるときは早いですから、残り期間これからずるずると下って行きそうだなと思っています。
続いて四位・さいとうくんのニュース速報!?: デースケドガーのさいとうさん。開催当初から息切れせずトラックバック攻勢を続けているサイトです。きっちりきっちり基本を固めている様子。
タイトルは、シンプルに「デースケドガー」のみ。
記事の内容には、なるべく多く「デースケドガー」を使う。
トラックバックは、なるべく多く送る。
デースケドガー(かんちゃん・ねっと)で七位のかんちゃんさん。こちらもタグとトラックバック以外に特殊なことはなさっていないそう。
titleタグ、h1タグ、strongタグの中にデースケドガーを入れてます。
あとは、トラックバックOKのところにトラックバックしているぐらいですね。
八位・デースケドガーのPURESTさん。基本はトラバですが、こちらからリンクすることで相手先のランクを上げ、トラバの効果をさらに高めるという先を見越した戦略です。これには感心しました。
最初からやってきたことを書くと長くなりそうなので、最近行っていることを書きます。
やはりトラックバック絨毯爆撃です。自分のところにトラックバックしてくれたところか、Googleで上位150位以内ぐらいで履歴が残っていないサイトを見てトラックバックが打てれば打ちます。同時に、デースケドガーのカテゴリーで他にエントリーがあるかどうかチェックして、トラックバックOKならそこにももれなくトラバを打っていきます。
トラバしたところで気に入ったところなどがあれば、こちらの関連リンク集からリンクを貼ったりもしています。そのブログが上位表示されるように貢献することによって、打ったトラバも生きてくるというわけです。リンクを貼ったら一応報告すると、向こうもリンクを貼ってくれることがあるので、そのブログの全ページにうちへのリンクが表示されたりして、更に効果が上がったりすることもあります。
ゴッゴルでも活躍した青い空は大嫌いだ水色の空は大好きださん。Googleはあえて無視し、YSTやmsnに照準を絞るというこれもユニークな戦略。結果Googleでも上位表示されているので企みは功を奏している模様。
Googleでの順位を競うコンテストである事を考えると矛盾しているのかもしれませんが、現在YSTやmsnを活用して「Googleを使わない」という方針で進めています。
自サイトの順位を最後にGoogleで確認したのは1月27日です。
[観] デースケドガー(観測気球)の辻村さん。今回の大会中いくつか存在が報告されているトラックバック自動送信ツール、その一つを製作・運用しているサイトの一つです。
ゴッゴルのときと比べて、みなさんのトラックバック攻勢が激しく、トラックバックの管理が大変になってきたので、トラックバック自動送信ツールを作りました。他には特に対策をしていません。
トラックバック自動送信ツールの作成当初は迷惑トラバを投げることがあるなど、迷惑をおかけしました。ごめんなさい。
最後に、人が送ったメールを無断で2chに貼り付けて回答して下さった大変親切な誰かさんのコメント。2chで実名で「氏ね」言われたの初めてだったんで、ちょっと感動しました(大体誰だか見当ついてますけど、あえて黙っときます)。かなりグレーゾーンに足を踏み入れていますが、SEOを的確に理解し賢い戦略をとっている模様。
本命サイトを静的なHTMLでひとつ作る。HTMLはh1とかstrongとか使ってそれなりにSEOしておく。もちろんレントラを利用してトラバ撃てるようにしとく。
次に無料ブログで垢とってとりあえずデースケドガーを連呼。HTMLの構造とかは気にしない。そんで自分の本命サイトに「デースケドガー」をアンカーにしてリンク。自動トラックバック送信ツールで無料ブログから大量トラバ。これを10~15くらいのブログで繰り返す。
そんで本命サイトからは手動でちまちまトラバ撃つ。関係ないサイトに撃たないように気をつける。
ヒマなときはGoogleの「ガイドラインに従っていないサイトを報告」ってとこに複数ブログ運営してる参加者のページをSEOスパムやってます、って投稿しておく。まぁこれは効果あるかわからんけどね。
大量に無料ブログを取得して連携させる、という手法は、まんまリンクファームでGoogleにかぎつけられたら一発であぼーんの恐れもありますが、バックリンクを質量ともに増やす強力な作戦。Googleへのチクりでライバルを蹴落とすのも今までになかった発想。この人もリンクファームの件でチクられたらおしまいなわけですが。
上位20サイト中、一切連絡手段が見つからなかったサイトが3つありましたが、他はすべてメールかコメントで質問させて頂きました。回答が得られなかったサイトは、メールやコメントに気づいていないか、「ノーコメント」ということなのでしょう。
メールでお返事を下さった方の中には、
「大会開催中であり、他サイトと連携してSEO実験中なので答えられない。」
「他の上位サイトも対策は公開しないか、重要なところは隠すのではないか」
という意見もありました。確かに、仮にものすげー効果のある「秘策」があったとしても、それを公開してしまえば追随サイトが一気に増えるだけでなく、Google側が対策をとりスパムとみなす、などの危険性もあります。
ただ確実に言えそうなのは、やはりトラックバック=被リンク数の増加が一番有効だということ。Googleがrel=nofollowの導入を促していることや、トラバの活発なサイトが上位に食い込んでいることからもわかるように、Googleボットは通常リンクとトラバを区別できない。上位サイトは静的/動的HTML入り混じり、タグ・マークアップもSEOのお手本のようなところもあれば割といい加減なところもある。共通項はほぼ一つ、トラックバックの数だけ。
SEOコンテストと言いながらTBスパムの有効性を証明するような皮肉な結論ですね。第三回SEOコンテストの上位争いは、TB自動化ツール同士の戦いになるかもしれません(笑)。
Googleのアルゴリズムがブラックボックスとされている以上、SEO対策はどれも推論の粋を出ないのが難しいところ。書籍やSEO対策業者もいっぱいあるけど、効果のほどはどれくらいなんだろう?
お礼: 最後になりましたが、ご協力して下さった皆さん、ありがとうございました。今後の参考になれば幸いです。
追記デースケドガー
当時10位の「デースケドガー」 The'デースケドガーさんからコメントを頂きましたので掲載します(3/22 15:00)。こちらのサイトのアドバイスは多数うちでも参考にさせて頂いていますが、確実な方法というよりあれこれ実験なされている模様。
上位表示のコツは特にみなさんと一緒だと思います。あとはいろんな実験ばかり。
- 結構、文字とか気にしていたりします。「The」とか「’」とか「©」。上に来るかどうかは知りませんがちょっと実験。
- イメージ検索対策実験
- カッコ文字
- それと自動更新させる実験でしょうか。
ほとんどこれらは実証データがなく全て上に来るというわけではないので全部実験です。残りはデースケドガーのページに書いてあることがコツです。
上位の人はみんな知っているだろうけど何をやっても結局はリンクなのよね。MSN betaだけは違うみたいだけど。
「イメージ検索対策実験」
というのが何を指しているのか興味あります。あと、MSNは結局何が鍵なんだろう?
「でもこのコンテストで上位に入る労力って、普通に賞品以上の労力がかかるなと思う今日この頃です」
というコメントも頂きましたが、ごもっとも。ぶっちゃけ俺も、仮に一位になって12万円相当の賞金もらったとしてもフツーにバイトでもした方が完全稼げてるはず(仮にマックでも・笑)。が、SEOコン参加の「副賞」として、
- サイトの構造・マークアップなどの見直し
- バックリンクの増加
- サイトの認知度の向上
なんかが挙げられると思いますから、単に賞品だけがオイシイわけでもない、はず。アクセス数の増加を見込んでる方もいるようですが、二位に食い込んだうちでさえデースケドガー経由でのアクセスほとんどスズメの涙程度です。コンテスト開催後、キーワード「デースケドガー」で飛んできた人はわずか842件。泣。デースケドガー。
投稿者:ごまめ (2005年03月17日 16:06)
はじめまして。
すばらしい企画ですね。ほんとに。
やっぱりトラックバックなんでしょうね。被リンクと同時にページ内のリンクの数も注意が必要・・・というようなことを聞いたことがあります。自分のサイトをSu-Juneさんとこのページ内リンク数チェックツールで調べて泣きたくなりましたが・・・。
グーグルの順位、近いですね~♪
投稿者:Kenichi Tani (2005年03月18日 13:52)
ありがとうございます。ページ内のリンク数が多くても自分のページはマイナスにならないと思いますよ。上位サイトは軒並み何百っていうトラバをリンクとして表示してますし。ただ、こちらから貼ったリンクが相手にとって効力がないだけ…と思います。やはりブラックボックスですが。
コメントありがとうございました。あとちょっと頑張りましょー。
投稿者:seo-sem (2005年03月22日 07:27)
どうも遅くなりまして。
リンク先にてコメントさせていただきました。
いつの間にやらすごい上位ではないですか。
投稿者:Kenichi Tani (2005年03月22日 15:34)
ありがとうございます! さっそく記事中に追記の形で補足させて頂きました。うちもいつの間にやらすごい上位ですね。自分が一番びっくりしてます。墜落する前にコンテスト終われーデースケドガー。
投稿者:デースケドガーとSEOの関係 (2005年03月22日 16:32)
レイアウトを壊してしまってすみません。
削除してください。
おかしいです!
投稿者:Kenichi Tani (2005年03月25日 15:34)
消しときましたー。