PLAYNOTE トニー・リチャードソン監督『Look Back in Anger』

2004年10月19日

トニー・リチャードソン監督『Look Back in Anger』

[映画・美術など] 2004/10/19 12:55
ジミー
ぱぱらぷー

理解を深めるため…と思って観たけど、15点かなぁ。

原作の忠実な映画化では全くなく、あれこれ脚色が加えられてる。何かインド人のサブプロットが追加されてるんだけど、どうも「イギリス労働者階級を描くんだ!」という浅薄な意図で無理矢理ねじこんだ感じがしてしらける。最後に彼が「ボクはアンタッチャブルだから」と言って去っていくところで爆笑してしまった。運び方が下手すぎる。

終始屋根裏部屋でドラマが展開する原作は、当然映画に不向き。どんどん外に出ます。おかげで原作で描かれていた延々と続く日常、新聞を読むだけの日曜日、小汚い部屋の鬱屈感、一幕と三幕の奇妙な相似感…などが全く失せて安っぽい恋愛映画みたいになってる。このレビューに激しく同意。

これをリチャードソンは舞台でも演出しておるのだが、もともとが一室で展開する話やのに、どうもカメラが外に出たがっててしゃーないように見えるのは劇映画処女作のせいか。しかし元来当時のイギリス社会の閉塞状況の中で、主人公がイライラと憤懣をぶちまけまくるドラマが、雰囲気としてこうも解放されてしまっては、何を怒っとるんかよくわからん。だが若々しいので好き。

最後の一文を除いて…。つか主演の人(右上の写真の人です)、ぜんぜん若くないだろ。

CinemaScapeでも軒並み悪い評価。Amazon.comでは原作ファンの方が延々作品解説をはじめてるけど、それって映画評じゃないような。途中で読むのやめた。

やっぱり演劇作品の映画化って難しいんだなぁ。元が有名であればあるほど。

コメント

投稿者:しのぶ (2004年10月20日 12:24)

もうすぐコレ観に行きます。
本読めないから芝居で・・・。

投稿者:Kenichi Tani (2004年10月20日 16:26)

お芝居ならいいじゃないか。映画はひどかったけど…。