PLAYNOTE 友人と政治トークをする。

2004年10月17日

友人と政治トークをする。

[イギリス留学] 2004/10/17 14:28

「うへーヒロミツの彼女が来たぜー」と二十人くらいでトムヤムクンやピザを食うパーティーに出た後、飲み足りない以下の四人で街のパブ Simon & Simples へ行った。

  • モリッツ … 英・仏・独語に加えて日本語もちょっと喋るイケメンオーストリア人。一時期ちょんまげ頭だった。大学二年、政治学専攻。
  • ガン … 院で法律を学ぶタイ人。タイで一番いい大学にいたらしい。みんなの兄貴分。超絶いい奴。
  • ユミ … 博愛主義者の日本人。大学三年、英文学専攻。Yummy, yummy.
  • ケニチ … 劇的なるものを追い求めて彷徨する日本人。大学三年、演劇学専攻。好きな食べ物はカレー。

気づいてみればネイティブ一人もいないのに英語。言語における帝国主義だ! 最初はバカ話をしていたが、「へー、モリッツもガンも兵役行ったのー」という話から政治トークに突入した。

日本で飲み会で政治トークする奴はけむたがられるだけだが、こっちの学生は割とそういう話題も話す。こないだ「どっちがアメリカ大統領選挙勝つと思う?」みたいな話題を振ったら、その場にいたイギリス人、喧々諤々の末、「アメリカきらい」というとこで落ち着いた(笑)。実際イギリス人はアメリカ嫌い、相当多い。

話を元に戻す。
連中が憲法九条を知ってるのに驚いた。政治学や法律やってる人なら当然、やってない人でも毎日新聞読んでるような人なら大抵知ってるらしい。日本の自衛隊が無茶苦茶強い上ハイテクなことも知ってる。

モリッツが「Japanese Army」という表現をしたらユミが猛反発。「Army じゃなくて self-defense force だ」と主張。「Amryだろ」と一同爆笑。が、ふと気づく。俺も笑ってしまったが、一応建前上はお国一丸となって「self-defense force だ」と主張してるんだよな。

その後、なぜ日本はアメリカに頭が上がらないのか? という話に。ユミ、中国や北朝鮮の脅威を説明するも、モリッツもガンも「日本なんか攻めるわけがない」という点で一致。確かにそうだ。万が一攻められても、自衛隊あるんだからアメリカ頼らなくても防衛できるじゃん、と。

ケニチ「俺は詳しくないからわかんないけど、いくら自衛隊が強くて当面日本が攻められる可能性がなくても、詳しい人に聞くとアメリカ必要みたいだよ」とお茶を濁すが、モリッツ「なんで? なんで?」ケニチ「ごめんわかんない」。いや実際わからん。日米安保って何でまだ必要なんだ?

モリッツが政治やってるということを知らずに議論に足を突っ込んだのがまずかった。日本の憲法論争やらアメリカとの力関係やらを説明したつもりが、どれも舌足らず。意外と知らないんだなぁと反省。

日本と東南アジアの賠償問題のことも連中は知ってた。「ドイツは早々に謝罪して賠償もきっちりやったから、今ではヨーロッパ内でわだかまわりはない」とモリッツ。マジ? と思うがオーストリア人が言うくらいだから本当なのだろう。

ケニチ「日本も賠償はしたし、ODAだか何だかでかなり巨額の投資をしてるんだよ、謝ってないだけで」
モリッツ「だから早く謝罪して…」
ケニチ「いや、謝罪すると余計いっぱいお金巻き上げられるんだよ」
一同「HAHAHA」

かなりやくざな説明だとは思うが、これが文学部学生の精一杯だった。

ところでなんで日本は未だにアメリカに頭が上がらないのか? 何かアイディアのある方、教えて下さい。

コメント

投稿者:しのぶ (2004年10月17日 18:38)

私も何も知らない文学部学生だした(今もそれに近い)。
今はこのメルマガを参考にしています。

国際派日本人養成講座(Japan on the Globe)
http://come.to/jog

特に「日本がなぜアメリカに頭が上がらないのか」については、現在このサイトのTOPから読める『363 The Globe Now:「大義ある国益」とは? なぜ大義なきイラク戦争を支持する事が、日本の国益に適うのか?』に書いてあります。一つの意見として参考になると思います。

第9条について、日本国内よりも外国で本当の意味で有名だってことは、私も海外在住経験のある友人から聞いていました。

投稿者:Fountain (2004年10月18日 16:41)

何も知らない文学部学生ですが。
とりあえず頭が上がらないのは、単純にカネ(経済)の問題じゃないかとは思ってみたり。

ただ、どうも話題は軍事関連のようなので、そっちでいくと。
確かに日本の自衛隊(てのも変か、自衛隊なんて名前の存在は日本にしか無い)は「無茶苦茶強い上ハイテク」です。
イージス艦を持ってるのはアメリカとスペインと日本だけだし、F-15を使ってるのはアメリカとイスラエルと日本だけだし(サウジと韓国もかな?細かいことは知らんけど)。
が。
要するに、そのどっちもアメリカが最初に名前が出るので分かるとおり、米国産の兵器をほかのカスタマーが使ってるわけで。
自衛隊が侵略から国土を防衛できるとしても、枕詞に「アメリカの兵器を潤沢に装備した」自衛隊が、とつくのですよ。
国産支援戦闘機とかいっても、アメリカのF16の改良にすぎなかったりするし。
もちろん、ライセンスなんかは取得してるだろうから安保が現在なくなっても、現在即座に自衛隊が使い物にならなくなるわけじゃないんでしょうが。兵器とゆーのは日々新しくなっているわけで、安保が無くなって十年後、がどうなるかは分からないと。

もちろん、その気になれば防衛兵器の完全国内開発ができないわけじゃないでしょう。
が、そうするためには戦前の軍事費が国家予算の半分を占める状態になる、てなことはありえないにしても、財政負担が大きくなることは素人目にも明らかなわけで。
まあ、さらに諸外国の非難も来そうですしねぇ。
そーいうことを考えると、やっぱり兵器マニア国の作った兵器を資金力で買い付けた方が楽だと。で、そうするためには安保条約が必要だと。
いう論法なんですかねえ。

べつだん私はミリタリストじゃないんで、詳しくはノーベルにでも…?

投稿者:Kenichi Tani (2004年10月18日 17:23)

>しのぶ
紹介してるメルマガ読んだけど、正直言ってその人の論はうさんくさく思う。「自主的な同盟関係とは」とか一般論に関しては問題ないと思うけど、シー・パワーと言って白村江から満州まで一緒くたにしちゃうのは単なる迷妄だと思うし、随所にそういった恣意的な論理展開があるように思う。大筋で言ってること・結論には同意なんだけど、そこまでの理路が…。他の号もちらっと読んだけどやっぱりそんな感じ。誰なんだろこの人?

>Fくん
十分ミリタリストっぽい説明してると思うよ。でも安保がないと兵器の買い付けもできないの?イージス艦の所有国の名前にスペインの名前があがってるけど、スペインはあっさりイラクから撤兵したりして割と淡白だよね。あれくらいの独自性は持てないのかと思うんだけど。
ノーベルくんの名前を久々に聞いたな。彼元気なのかしら。

***

政治家がぺこぺこしてれば国が守れるっていうならそれに越したことはないんだけどね。その方が安上がりっぽいし。独自外交なんてのはプライドの問題であって、国益を最重視するならプライドなんかかなぐり捨てて土下座でもODA投げ銭でもすればいいんだし。外交って大変なんだね。

投稿者:ほにゃらら (2005年02月20日 00:10)

http://maa999999.hp.infoseek.co.jp/ruri/Sekaisi01.html
↑よんでみて感想聞かしてほしいです。

投稿者:Kenichi Tani (2005年02月20日 11:20)

確かに明快で中高生あたりには説得力のある歴史を学ぶ動機付けかもしれませんけど、「祖国防衛」の一点に絞れるほど歴史を学ぶ意義は狭くないと思いますよ。

投稿者:ほにゃらら (2005年02月21日 06:31)

そうか、1時間目しかよまなかったか。
せめて4時間目までは読んでほしかったのだが、それはそれでしかたがないな。

投稿者:Kenichi Tani (2005年02月21日 11:10)

大体いきなりURL貼り付けて自分の感想も書かずに「どう思う?」なんて訊くストレンジャーのために時間割くほどお人よしじゃありませんから。

二つ目のレスではっきりしたけど、やっぱり礼儀も何もない人ですね。

投稿者:hiiragi (2007年09月02日 07:50)

>日米安保はなぜ必要?
モリッツの祖国もNATOとEUで集団的安全保障をしてるん
ですけどねw

結論として自衛隊だけで独自防衛をするのは不可能です。
1 戦力不足
  1-1量的、予算的な不足
  1-2専守防衛をうたう関係で装備、用兵が不完全
2 核の不保持

2についは分かると思いますが、1もかなり深刻です。
日本の国防費はGDP比で1%しかないのでかなりしんどい感じです。主力となる戦車や護衛艦、戦闘機などはそろえる努力をしていますが補助装備や人員の充足面をかなり犠牲にしてます。だいたい16万人しかいないですもんね。
普通日本ぐらいの国だと60万ぐらいはいますよ