PLAYNOTE 17世紀イギリス版スペースシャトル

2004年10月11日

17世紀イギリス版スペースシャトル

[トピックス] 2004/10/11 21:30

昨日新聞読んでたら(ガーディアン日曜版)、17世紀のイギリス人科学者が考えた宇宙船の記事が載ってた。ソ連のスプートニク、アメリカのアポロに先んじること300余年。イギリスの先見の明に打たれ…。

17世紀イギリス版スペースシャトル
これ

レベル的には鳥人間コンテストでした。 ○| ̄|_

記事をよく読んでみると他にも香ばしい要素がたくさん。↑の絵は作り方の2コマ目なので、とりあえず1コマ目から見てみよう。

1. 頑丈なボート、鳥の羽、大掛かりなカラクリで「宇宙戦車」(=宇宙船のこと)を組み立てる。大砲はお好みで。

つくりかた1
もちろん木製です。

2. 鳥のように翼をはためかせ、離陸。とりあえず20マイル(≒32km)まで上昇する。

つくりかた2
やっぱり鳥人間のノリ。

3. 地球の「磁力」(重力の誤解)は高度20マイルで消えるので、あとは月まで漂って行き、エイリアンとの貿易に備える。

つくりかた3
宇宙服どころかチョッキ着てます

17世紀、夢があっていいなぁ。

この「宇宙戦車」(Space Chariot)を考案したのはジョン・ウィルキンス博士。あのオリバー・クロムウェルの義理の兄弟にあたるそうです。宇宙飛行っつーか、異性人との貿易・通商を意図して計画されたもの。時代的には大航海時代の後、かつアルマダの海戦の後ですから、まんざら的外れな発想でもないですね。スケールでかすぎるけど。

科学者であると同時に神学者でもあったウィルキンス博士は、「もし神が御作りになったのであれば、宇宙空間は我々が住める場所に違いない」と信じてこの計画を立案したらしい。宇宙服どころかチョッキ着てるのはそのため。

ちなみに宇宙船の主動力はバネと火薬。「バネってどうよ」と思うが、蒸気機関の発明まではまだ間があるからまぁ仕方ない。でもせめて必死に足でこぐとかしたらどうだろうか。また、当時は重力と磁力が混同されており、高度20マイルを過ぎれば無重力になると思われていたらしい。まぁバネと火薬じゃ20マイル飛ぶのもしんどいけどな。

※ちなみに本当に大気圏を離脱するのには、最低でも時速40,000km、マッハ33くらい必要です。第二宇宙速度ね。

また、ウィルキンス博士は「宇宙空間ではそんなにお腹は減らない」と考えた。なぜなら「お腹が減るのは異の中の食料が体を通して重力に引かれるから」。無重力なら減らないだろうと。……。

17世紀っていい時代だな。誤解に夢があるよ。と思いました。

コメント

投稿者: (2004年10月12日 18:27)

この記事芳しすぎる。