PLAYNOTE エミリー・ブロンテ『嵐が丘』(新潮文庫)

2004年09月29日

エミリー・ブロンテ『嵐が丘』(新潮文庫)

[読書] 2004/09/29 13:58
文庫カバー
¥740

エミリー・ブロンテはブロンテ三姉妹の次女。ブロンテ姉妹は、三人揃って小説書いてる稀有な兄弟。イギリスはヨークシャーの牧師の下に生まれ、大自然の中に育ち、みんなであれこれ空想物語を作りながら育ったらしい。

『嵐が丘』の話の筋は知ってた。『ガラスの仮面』の劇中劇で(笑)。日本人の友達がブロンテ勉強してるそうで持ってたので読んでみた。

珠玉の恋愛小説として一世紀半に渡り熱狂的な支持を受けた…らしいが、俺は今一つピンと来なかった。

面白かった理由を書くのは簡単だが、面白くなかった理由を書くのは難しい。主題がずーっと恋愛だったから、ってのも理由かもしれない。登場人物があっさり恋に落ちすぎ、というのも何だか興醒めだった。キャサリンにせよイザベラにせよキャシーにせよ、運命でも相互理解でもなく単に近くにいた年頃の男に恋してるような気が。ヒースクリフを除いて、どの人物も描写が浅薄に過ぎる気がする。

…と書いてはみたけど、やっぱり「面白くなかった理由」は書けないものだな。アマゾンのレビューを読んでみても、「人間の本能を芸術にまで高めた傑作」「すごい、としか言いようがない」「芸術作品として、およそ考えうる限りの小説のうちでも完璧に近い、世界文学の代表」など熱狂的な支持が目立つが、俺が一番共感したのは、

非常に有名な作品ではあるが、面白いか?と言われれば・・・うーんと言う感じがする。つまらなくもないが、だらだらしすぎのような感じが抜けきらない。特になにか感銘を受けると言うこともない。恋愛と復讐ドラマがドロドロ続くだけ。言葉の昔風もちょっと読むのはめんどくさい。

…という、正直極まりない神戸市の藤原ぱるるさんの意見でした。