PLAYNOTE ネットから学んだ読書法、スキミング&スキャニング

2004年10月04日

ネットから学んだ読書法、スキミング&スキャニング

[トピックス] 2004/10/04 13:30

英語と日本語では文法も違えば文章の書き方も違う。となると、必然的に読み方も違ってくる。例えば、英語の段落=パラグラフは、日本語でいう意味段落とも形式段落ともやや違って、一つのパラグラフがまとまった一つのトピックを語る場合が多い上、一行目がトピックセンテンス(要旨)である確立が極めて高い。

そういった「英語ならでは」の文章の形と、その効率的な読み方…というのをこの夏の英語コースでみっちり叩き込まれた。が、そのどれも、ぶっちゃけ「そんなんもう知ってるよ」というものばかりだった。何を得意気にスキミングだのスキャニングだの言ってるんだ、と。

ちょっと考えてみると、それはネットの読み方に似てたんだなーと気づいた。

まず英文リーディングのストラテジー(笑止)をざっと紹介。一番有名な二つだけ。

スキミング Skimming

日本語で言う「斜め読み」。前述の通り英語は一パラグラフ一トピック、かつ一文目がトピックセンテンスなので、一文目だけピックアップして読んでも大体の流れは掴めるし、目的のトピックにぶちあたったらそこで止まってじっくり読めばいい。段落最後のセンテンスを読むのも有効。

スキャニング Scanning

例えば「1914年」とか「第一次世界大戦」など年号やキーワードを頼りに全体をざっと眺め、目的のトピックを探す方法。文章を読んではいけない。キーワードが見つかったらそこだけしっかり読む。

いずれも重要なのは全部読まない必要なとこだけ読む、ということ。目を横ではなく縦に動かすこと。日本語ほど改段落や序論・本論の書き方が恣意的ではないため、飛ばし読みでも十分内容が掴める。

なんちゃらストラテジーだのリーディングスキルだの言うから速読法でも教えてくれるのかと思ったが、実体はこんなん。拍子抜け。こんなの知ってるよ! つーか毎日やってるよ! ん、どこでだ? と考えてみると、スキミングおよびスキャニングの感覚は、ネットの文章を読む感覚に極めて近いことに気づいた。

ネットで文章を探すとき。検索エンジンにキーワードを打ち込んだら、抜粋を読んで読む文章をクリック。上から順に読んでく奴なんかいない。ページを開いたらスクロールバーを上から下に流しながらざーっと眺めていき、気になったところでマウスを止めて読む(スキミング)。あるいは検索ウィンドウを開いて「1914」でも「第一次」でも入れればいい(スキャニング)

そもそもウェブブラウザ(Web Browser)の語源である browse という単語が、「ざっと見る、閲覧する、目を通す」といった程度の意味。ネットの文書を精読する機会なんて滅多にない。「重要なとこだけ読む」「目を縦に動かす」の繰り返しだ。

スキミングだのスキャニングだの、確かに有効だけどある程度本を読む人ならネットやってなくても知ってるだろう。が、うちの大学の英語科が馬鹿なのでこういうのを血眼になってやってるのかと思ったら、こないだ知り合ったオックスフォードに研修留学中の某日本人大学教授も英語学校で同じようなことを習ったと言っていた。あちこちで言及されてるし、割と重宝がられているような感じ。

これから英語の試験でも受けようって人は、ちょっと頭の片隅にでも入れとくといいかもしれません。