PLAYNOTE Black Light Thetre『Faust』

2004年09月03日

Black Light Thetre『Faust』

[演劇レビュー] 2004/09/03 20:30
舞台写真
例の二人

チェコで観劇。蛍光剤を含む素材だけを光らせるブラックライトを使用し、幻想的な舞台を演出! みたいなコンセプトらしい。あちこちでブラックライト劇場が公演をやってたので、どんなもんか観て来た。

選んだのは『ファウスト』。ゲーテ以外にもヨーロッパ各地のファウスト伝説やチェコ固有の伝承にも取材して作られたらしい。

全編ミュージカル構成。歌は録音。ダンスは下手。総じて幼稚、稚拙ながら、愉快で微笑ましい舞台。

上演言語はチェコ語と英語のちゃんぽん。同じキャラクターでも時にチェコ語を喋り時に英語を喋る。よってチェコ語と英語のバイリンガルでないと完璧にストーリーを追うのは不可。これってどうなんだろう…。

どちらにせよ、言葉を味わうどころか話を追う必要もないビジュアル重視の舞台。メフィストフェレスに魂を売ったファウストがこの世のすべての知識を得ようと、北極、アフリカ、果ては深海まで旅する…というよくわからん設定。

よってダチョウやペンギン、深海魚くんが登場。

舞台写真
深海の様子

おいそれファウストかよ。大胆過ぎるアレンジ。いい度胸してる。こういうの好きだ。ちょっと痛いけど。

空中に浮かんでる魚オブジェは黒子が飛ばしてるだけなんだけど、ブラックライトを使ってるから全く黒子の姿が視認できないため、相当に奇妙な動き方に見える。糸で釣ったり棒で操作したり…では到底表現できないであろう縦横無尽の動き。表情がある。幻想的で、サーカス的。空中歩行とか宙返りとか余裕でこなすファウスト。これは観てて大変面白かった。

舞台写真
猫が登場
舞台写真
何のシーンだっけ?

舞台写真を見ての通り、あきらかにB級。人間がオブジェを操作する、というのはやっぱり人形劇の国ならではの発想なんだろうな。地獄のシーンとかは割と迫力があって楽しめた気がする。

割と珍しいものが見れるので、プラハに足を運んだ人はいっぱいあるカンパニーの中から何か一つ Black Light Theatre を観てみることをおすすめします。

コメント

投稿者:しのぶ (2004年09月13日 18:18)

ギャハハハハハハッ!!

投稿者:Kenichi Tani (2004年09月14日 00:41)

爆笑だと思うでしょ?現地の人&観光客(主にイギリス人とドイツ人に見えた)は思いのほか感動してて、最後は驚いたことにスタンディングオベーションだったんだよ!俺は当然立たなかったけど。

投稿者:G (2004年09月14日 10:47)

なんとグッドタイミングで
24日~26日までプラハに滞在します。
ええ、初めての海外旅行。
んーー、演劇は見るかどうかわかんないけど
こういうアホなやつは面白そうだ。考えとこ。

投稿者:Kenichi Tani (2004年09月14日 14:06)

メールでも送ったけどポーランドも行ったんだよ。アホなやつとしてはこれの他に劇場イメージとかいう変てこな名前の劇団が同じような BlackLightTheatre をやってた。こんなんでも人気があるようだ。