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稽古人間

朝起きると時計をチェックして、まず遅刻していないか確かめる。ひどく朝の弱い自分は、たまに途方も無いミスをやらかして大寝坊をしている。しかも朝の時間は演劇人にとっても大事だ。今日の稽古方針を立てたり、稽古場に入れる資料を準備したり、やることは山積である。

稽古場に入るのは、稽古開始の2時間前〜1時間前くらい。僕は割と早めに入って、メシ食ってるだけでもいいから準備をしておきたいタイプなんだ。ファミマで買った冷やし中華とか食べながら、稽古場のセットを眺めて、ここはこうしよう、あそこはこうなる、と妄想したりする。あとはただ、自分の書いた台詞をまっさらな気持ちでもう一度読んでみたりもする。舞台監督の竹井をはじめ、すでにいるスタッフらと話をしたりもする。要は準備をしている。

稽古は準備がすべてだ。

8時か9時まで稽古をして、それからスタッフミーティングだ。スタッフの意見はいつも貴重だ。僕は演出家だから客観的に見なければならないのだが、どうしても前のめりに見てしまうので、スタッフの冷静な視点からの意見はいつも参考になる。いいご身分だ! そんないいスタッフに囲まれてよ。

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